「セックスの時、淫語いいすぎ。そんなんじゃ、淫乱だって思われるよ。」
汚い字で書かれた内容にショックを受けた。
うちのマンションはそんなに壁が薄くないし。
大声で淫語を叫んでるわけじゃないんだから、和義以外の人にきこえるはずがないのに。
引越しを考えてしまうくらい気持ち悪くて、私の部屋ではセックスしたくないと思っているのに、和義は容赦なく押し倒してくる。
私達は不倫の関係だから、和義のうちはもちろん、ラブホテルもあまり使いたくないっていう気持ちもわかるけど・・・。
まるで和義の目的は、セックスだけみたいで、悲しくなった。
淫語をいってしまわないようにあえぎ声を堪えているのが、新鮮だったらしく、和義はいつもより激しく
おまんこをずんずん突いてきて。
だんだん、あえぎ声が堪えきれなくなってくると、和義が耳元で、
「ほら、莉子の
おまんこがどうなってるかいってごらん。」
と囁いてくる。
もうイきたくてたまらないのに、ちんぽの動きをぴたりと止められると、切なくて泣き出したくなって、つい淫語をいってしまう。
「
おまんこが・・・和義のちんぽで・・・気持ちよくて・・・ぐちゅぐちゅになってるの・・・もっと・・・もっとして・・・。」
後ろからおっぱいをわしづかみにされて、乱暴にもまれながら、おなかを突き破るんじゃないかっていう勢いで、
おまんこを激しく突かれると、もう淫語と悲鳴じみた嬌声しかでなくて、私はヘンな手紙のことなんて、覚えていられなかった。
一ヶ月くらい経って、ようやく手紙の衝撃が薄れてきた頃、隣に大学生が引っ越してきて、挨拶された。
冴えない感じの彼は、やたらじろじろと私のことをみていて、しかも、なかなか帰ろうとしない。
いいかげんにいらいらした私が、
「もういいですか?」
追い出そうとすると、大学生は私を見下したような笑いを浮かべて、
「せっかく『セックスの最中、あんまり淫語をいわないように』って注意してあげたのに、全然直らないみたいだね。やっぱり莉子ちゃんは淫乱なんだ。」
低い声でつぶやいた。
あの手紙を書いたのはこの男なんだ!
そう理解した瞬間、腕にぶわっと鳥肌がたった。
うっかりドアを開けてしまったことを悔やんだけど、もう遅くて。
男が強引に私を抱きしめ、汗臭い胸に押し付ける。
「俺、知ってるんだよ。莉子ちゃんが妻子持ちの男と不倫してるって。会社の人達やご両親が知ったら、どう思うかな?それとも、アイツの奥さんにバラしてみる?」
卑怯にも脅されて、私は抵抗できなくなり、体から力を抜いた。
満足した男は、私から手をはなし、後ろ手にドアの鍵をかけ、悠々とあがりこんだ。
「玄関先でヤったら、淫語を叫ぶ莉子ちゃんの声が廊下にまできこえちゃうもんね。」
そんな風に揶揄されて、屈辱で体がかあっと熱くなる。
悔しさのあまり、ゆっくりと服を剥ぎ取られて、ベッドに押し倒される間、私はずっと唇を噛んでいた。
パンティが脱がされ、ついに体を隠すものが何もなくなってしまうと、男が覆いかぶさってきた。
興奮ですっかり鼻息が荒くなってて、私の体をまさぐる手が震えている。
この男、女性経験が少なそうだし、もしかしたら、素人童貞ってやつかも。
私は怯えるのをやめて、さっさと射精させてしまおうと思った。
あまりにも早漏で恥をかけば、もう二度と私を脅してセックスを迫ろうなんて思わないだろう。
ろくに前戯もせずに、
おまんこに勃起したちんぽを突っ込んできた男は、私の耳元ではあはあいいながら腰を振った。
なんの工夫もなく、前後にすこすこと腰を動かすだけの稚拙なセックス。
「うっ・・・出るっ・・・。」
予想通り、あっけなく中出しした男は、満足そうに大きく息をはいたものの、私からどけようとしない。
「もういいでしょ。重いからどけてくれない!?」
少しでも早く、ナマで中出しされた精液を
おまんこから掻き出したい。
男は私の言葉を鼻で笑うと、私の足首をぐいっと肩の上にのせた。
「なにいってんの。これからだろ。まだ莉子ちゃんはイってないし。」
男のちんぽがおまんこの奥にあたると、単調な動きでも快感がわきだしてきて、ちょっとずつ気持ちよくなってきてしまう。
「莉子ちゃんはおまんこの奥をちんぽで責められながら、乳首をしゃぶられるのが好きなんだよね。」
じゅるっと乳首をしゃぶられて、体がびくっと反応した。
「ずっと莉子ちゃんの性生活を盗聴してたから、感じるポイントは予習済みなんだ。」
だんだんイきそうになってきた私は、さっきよりも強く唇を噛んで、せめて「おまんんこ、
気持ちいい~」を口走ってしまわないようにがんばった。
そんな努力も、結局はムダに終わってしまうのだけど・・・。
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